2018年11月17日土曜日

広州3日目、一連の旅のカウントダウン。

10月22日、ヨーロッパから始まったこの旅もいよいよ残すところあと3日となりました。
全力投球で満喫したいところでしたが、のどの痛みが風邪薬を飲んでも治らず、寧ろ風邪が本格化して朝を迎えました。

今日はノープランなので、ホテルで横になることも考えましたが、落ち着いた観光スポットで休み休み楽しもうと思い立ち、「陳氏書院」と「六榕寺(りくようじ)」に向かいました。

まずは「陳氏書院」。
日本で云えば山田さん、佐藤さんに相当するメジャーな姓の陳氏。その一族の祖先の祭祀と子弟の教育施設として1890年代に建てられたとのこと。意外と最近です。


書院近くの店で腹ごしらえです。ホテルを出たのが遅かったので、昼ごはんを兼ね朝食を食べます。

「野菜と肉のバランスがいいメニューは?」とグーグル翻訳でおばちゃんに伝えると、「ワンタンメン」との回答が。なーんだ、それだったら僕でも注文できるじゃん、と思ってたら、日本のワンタンメンと似ても似つかぬものが出てきました。聞き違えか。
下の方に野菜がしっかり入っていて、辛味もあり、風邪気味の体が温まりました。


陳氏書院の入場ゲートです。週末のせいか結構混雑。下の写真は入場ゲートの出口ですが、X線手荷物検査が地下鉄動揺徹底されています。中国では当たり前の風景ですね。

 
 

 

 正面の門です。日光東照宮のように屋根、外壁に細かい装飾が施されています。


 中庭からです。各所に細かい装飾が施され、アルハンブラ宮殿を思い出しました。

 
 
 
 

混雑はさておき、建物はとても落ち着く雰囲気です。
革命の後で一時荒廃したようですが、文化遺産として復興されたとのことで、こうして目に出来るのはありがたいことです。

ゆっくり時間を過ごした後、地下鉄にて次の六榕寺に向かいました。


落ち着いた通りを抜けると、 門が見えてきました。



拝観料は現金のみ受付けの5元。

この時、近くにいた中国人青年が、wechatpay送金で現金と交換してくれないか、お願いしてきました。 現金を全く持っていなかったようです。
キャッシュレスがここまで定着してるんだ、と衝撃を受けつつ、wechatpayで5元融通してあげました。
最後に満面の笑みで「ありがとう」と日本語。

そんなやり取りの後、門をくぐると、


目前に六角形の塔が迫ります。


塔に向かって跪いたり、周りを何回も周ってお祈りしている人がいました。

 

私も、入場時にもらった線香3本を捧げ、旅が無事完遂できるようお祈りをしました。

 

日本とは違う趣の大仏を見て、一通り拝観が終了。

ここまでで一時過ぎ。風邪の症状があまりよくならず。。 
でも、ホテルへ戻って寝るのもなあと思い、次なる目的地を検索。

数駅先の晓港駅に、布を扱う店が沢山ある一帯を発見しました。昨日の乾物街みたいに面白そうな予感がしたので、とりあえず行ってみることにしました。

 

晓港駅出てすぐ、牛雑(=牛ホルモン)料理専門店があり美味との情報を発見。
体調と矛盾してますが、食べないと後悔すると思い一品を注文。


しかし、頼み方を間違えたようで、本来チゲ風の料理が出てくるはずが、トッピングだけオーダーしてしまったようです。食欲がものすごくあったわけでは無いので、これはこれでいいかとさっと食べ、店を後にしました。軟らかく煮こまれおいしかったです。


アパートの1階部分が布屋さんになっている、こういった通りがいくつも。

 
 

それぞれの店はこんな感じで、布が奥に向かって押し込まれている状態。

 

 このような仕立て屋や、

 

おしゃれな服屋とカフェもありました。

 

進んでいくと、乾物街と同様、個人商店が集まる雑居ビルに行き当たりました。ここは店としての体裁がしっかりしています。


ここで布を買うことに。
妻とLINEで連絡を取りつつ、光沢のある中国らしい生地を2種類、3mずつ購入。15元/mで合計90元。

ここで16時過ぎ。
体調は少しよくなり、次の目的地をネット検索。
昨日の茶問屋街までバスですぐとわかり、お土産を買い足すべく向かう事に。2元払って楽々移動。


昨日の教訓から、帰りのバスにすぐ乗れる方が良いと思い、バス停近くのこちらのエリアを探索することに。


土曜なのに、相変わらず客引きもおらずどの店も商売っ気がありません。
昨日と同じく受け入れてくれそうなところを探すと、この店の女性が声を掛けてくれました。英語も「a little, OK」。


奥にいた朴訥な青年がテイスティングの段取りをしつつ、女性が英語で説明を一生懸命してくれました。
昨日の女性は写真NGでしたが、今日は男性なので遠慮なく撮影。

妻の情報をもとに、「白茶」の平均的なものと、少し安めのものを味見しました。初めて白茶を飲みましたが、おいしかったです。高い方がよりおいしいこともわかりました。

体調の事もあったので今日は手短に商談を進め、白茶の平均的なものと、お得な価格のジャスミン茶500g(中国では1斤といいます)、あと、干した蜜柑のお茶が珍しかったので3つ塊を購入、合計200元ちょいでした。

そして日没。


最寄りの芳村駅までバスでさっと移動し、今日もジャンクな一人用メシ。
アツアツで出てきましたが、メニューの写真より具が少なくその点は少々がっかり。
軟らかめの平麺に野菜と牛肉が絡まっています。塩っ気と旨みがもう少し欲しい。醤油と唐辛子で味をチューニング。


そして、地下鉄で無事帰宅。
どこの訪問地でもそうですが、その地の交通機関が手足の様に馴染むと、そこで次に移動になってしまう。仕方ない事ですが、残念。
深セン、広州の地下鉄、バスは、とにかく安く安全できれい、言う事無しの便利さでした。
特にバス、どれだけ乗っても2元(32円)というのがいい。スマホで百度地図さえしっかり見ていれば、降り場所で戸惑うことも無いし。

今日はここまで。体調がまだ本調子ではないです。
明日は、40分先の広州南駅から10時半発の新幹線で香港へ向かいます。今回は窓側の席で楽しみ。
乗り遅れないよう、早めにホテルを出ようと思います。

では、おやすみなさい。

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