ホテルは朝食付きでした。食堂で頂きます。
青が基調のきれいな部屋でした。
バレンシアを発つにあたり、車で寄れそうな面白いところがないかと探していたところ、マニセスという陶器の街を発見しました。10分ほどのドライブで到着。
「Valenciana de Cerámica」という郊外のお店でしたが、朝一番でお客は私一人。丁寧に商品を説明してもらいました。ここは作家の手作り品しか置いておらず、マニセス焼の認証をうけている事や、中世から現代までの作風の品々を揃えている、とのことでした。
私が気に入ったのは、中世の作風を受け継いでいる作家の作品で中央の皿。一子相伝の製法で作られているとの事で、80€と高め。迷いましたが、大きさがあり割らずに持って帰る自信がなかったので、諦めました。
お土産には、小ぶりで特徴的かつお得なお値段のものをいくつかチョイス。
バルセロナの土産屋で、適当なものを妥協して買わなくてよかったです。
バレンシア、全く予備知識がなく期待もしてませんでしたが、短い滞在でも居心地のよさと豊かな特産品が心に残りました。いつかまた訪れたいと思います。
グラナダへ向けた500㎞のドライブ開始。
しばらくすると、赤い表土が見えてきました。
昼ごはんは、サラダメニューがあるマクドナルドへ。
ドレッシングではなく、オリーブオイルとビネガーが別々で出てきたところに感心しました。
この後もいくつかの地域でマックに入りましたが、この組み合わせはここだけ。
再び、グラナダへのドライブです。
雨の中、引き続き赤土の荒野がずーーーーっと続きます。
茫漠とした、とは、このような風景を言うのでしょうか。
「アンダルシア」をよく知っている訳ではありませんでしたが、何となくそこに向かってるんだな、という印象です。高速道路の看板にイスラム文字も併記され始めました。
そして暗くなった6時過ぎにグラナダへ。雨が強く降り続き周りが見にくい中、さらにホテルの場所がわかりにくい場所で、ヒヤヒヤしながらの到着でした。
ホテルにチェックイン。
折り返し地点ということで明日は運転はお休みとし、こちらの部屋に2泊します。
ペペというフロントの年配の男性が、観光や食事、移動手段の情報を英語で教えてくれました。
パエリアやTAPASが今から食べられる店はあるか、と聞くと、スペイン人は夜はあまり食べない、そもそもパエリアは昼に食べる物で、今の時間この辺は軽食しかないよ、とのことでした。
ホントかな、と近くの店に行くと、
少なくとも、このレストランでは朝ごはんの様なメニューしかなく、ペペの言うことは本当だったようです。
部屋に戻って、明日訪れる観光スポットを確認していると、世界遺産のアルハンブラ宮殿は当日のチケット調達がほぼ不可能、予約は3カ月前でも取れないとの情報を、今更知り愕然としました。
実際、公式HPを確認すると、明日から半月先が売り切れ状態。
このままでは、「奈良へ修学旅行に来たのに、東大寺を見ずに帰った状態」になってしまう。。
ネットを調べると、朝6時から券売機に並べば買えるとか、その券売機は今は存在しないとか、並んでも8時に売り切れと言われて追い返されるとか、いろいろ情報がある中で、日付が変わる瞬間にキャンセル分が公式HP上で放出されることがある、という情報を発見。
で、先ほどやってみた所、何とチケットが取れました!!!
10月31日が図のように「赤=売り切れ」だったのが、12時過ぎに一瞬、「黄=残りわずか」に変わったのを見つけ慌ててクリック、エラーにならない様、細心の注意を払い購入手続きを終えました。
その後、すぐに赤になってましたので、夢のような一瞬でした。
※追記:寝る前、深夜1時半頃もう一度確認したところ黄色になってました。朝起きたら赤。
さえない雨の移動日でしたが、最後はうれしい締めくくりとなりました。
では、おやすみなさい。